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データ
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| へぎそば一人前 | おそば拡大 |
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| つゆと薬味 | 庭に咲いていたボタンの花 |
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越後十日町で個性的なへぎそばを 国道１４１号線を長野に向かって走っていると、小嶋屋の看板が目に飛び込んできた。 もう２０年近くも前のことだが、長岡市内の小嶋屋の支店でおそばを食べたことがあったがその時以来のあの独特なそばが思い出された。 しかし、新潟県の食べログを見ると小嶋屋という名前が付くお店がたくさんある。ウィキに依ると3系統20店舗もあるらしい。どこがどっちなのだかよく判らない。 十日町の株式会社小嶋屋というのがこのお店らしい。株式会社小嶋屋（このお店）と長岡小嶋屋が、小嶋屋総本店2代目の兄弟が分かれて独立したものらしい。 この越後十日町 小嶋屋も新潟県内に6店舗を展開している。 そばを打つ時、現在では十割、外一など質の良いそば粉を生かして出来るだけつなぎを少なくして打つお店が増えてきているが、元々小麦粉等をつなぎに打たれていた。 そのつなぎには地域差があって、信州等の寒冷高地、しかも海に遠く食塩が入手しにくいところではナトリウム分が多い食品、例えば山芋などがつなぎに使われてきた。 反対に新潟のような海辺近くでは魚介類などや食塩が入手しやすいので、反対にカリウム分が豊富な食品、海草類などがつなぎに使われてきたのだという話を聞いたことがある。 後者の代表的なおそばが、小嶋屋のふのりをつなぎに使ったそばだ。それを板で作った角のお盆（へぎ）に盛って出される。 小嶋屋の本店は初めてなのだがとても立派な建物で、1階はテーブル席、それもかなりの席数がある。また、2階にはお座敷もあるようだ。 1階の落ち着いた空間はそばをゆっくり楽しめる雰囲気でとてもよい。お昼時の比較的早めな時間に入り、その時はお客さんもまばらだったが、日曜日だったので席はどんどん埋まっていった。 立派な漆塗りのへぎにボッチ盛りされたそばは太さがきれいに揃っていて、機械切りかなという感じがした。しかしそれはこのそばのマイナス要因ではなく、つるつるとした食感が楽しめる。 そば粉が上質なためか、そばの香りがとても良く、そば湯もとても美味しかった。また、へぎそば一人前はボリュームもたっぷりある。 江戸前や一茶庵系のそばを食べ慣れていると、時にはこのような異色なそばもとても良いものだった。09.04.19.396 |
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