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三島駅近くの鰻屋さん。
東京でラジオを聞いていると時々三島うなよしのCMお聞くことがある。ちょうど三島に行ったので、この際うなぎを食べてみようかと思い、駅近くを探すと「本町うなよし」の看板があった。きっと大規模なドライブインのように営業しているのかと想ったら、ここ本町うなよしは以外にも小体なお店だった。
三島駅の南側の商店街にお店はあり、1階にはテーブルもあるが、通常は2階に通される。4,5テーブル程だ。
お昼時だったので、丁度焼き上がったところらしく、あまり待たずにうな丼が運ばれてきた。
関東流の蒸しが入った蒲焼きで、焼き加減、たれの味、ご飯の質どれをとっても美味しく良くできている。
難をいえば、付いてきた肝吸いが塩加減、だしの風味共にあまり良くなかった。
ところで、今年はしらすうなぎ激減の影響でうなぎの価格が暴騰していて、このお店でもうな丼(並)が\2,300-にもなっている。これは需要に対して供給が追いつかないなんていう生やさしい事態ではなくて、日本いや地球全体でうなぎを食べ過ぎているからではないだろうか。このままではうなぎは絶滅危惧種になる日は近いのではないだろうか。
同じことがマグロにもいえることは先刻ご承知のことだが、幸いにして欧米の自然に優しい皆様は、にょろにょろと”Snake”のようなうなぎには鯨やマグロと違ってあまり愛情が湧かないらしく、体を張ってシラスウナギ料を妨害する人はいないようだ。
しかし、日本人もマグロといえば全員マグロ。土用の丑の日といえば全員うなぎ・・・。もう少し何とかならないものですかね・・・。
私は土用の丑の日近くは絶対うなぎは食べないですよ。だってうなぎが一番不味くなってしまうシーズン(粗悪なものが集まってしまう)じゃあないですか。
とはいえ、三島の老舗のうなぎを楽しむことができた昼食だった。
後日判ったのだが、ラジオCMは元祖うなよしで、本町うなよしとは別系列らしい。そういえばCMが最近「うなよし緑町」と言っていた。 本町うなよし時代の訪問です。 10.05.10.82
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