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セルフが上等さをスポイル
前から一度は入ってみようと思っていたのが、最近関西地区で店舗数を増やしている福島上等カレーだ。このチェーンは関西地区でかなりの店舗を展開しているカレーうどんの得正と同じ経営で、株式会社得正が運営している。
店名からして高級路線のカレー店かと以前から思っていた。ところがお店に入ってみると、中のレイアウトが何か違う。まるで社員食堂のようだ。入り口付近に自動券売機があって、そこで買った食券を持ってカウンターに行き、カレーを受取りテーブルに着く。当然水もセルフだ。
上等という割りには食べる前に上等さは感じられなくなってしまった。 肝心のカレーはというととろみが強く、色が濃い、中にはコンビーフのようなものが入っている。食べてみるとインド風や欧風のカレーではなく、何となく和風の風味が漂っている。いわゆるコクの効いたマイルドカレーともいうのだろうか。ライスはとても美味しいし、付け合わせに酢キャベツもこのカレーに良く合っている。
食べていて感じたのだが、このカレーの味はやはり得正のカレーうどんがルーツだということがよく判る。決して美味しくないわけではないし、和風カレーと捉えればなかなかいい。
メニューの提供の方法が、予想していたものと大きく違っていたので、このサービスが上等なのかと思ったが、余分なコストを掛けずに質を上げているということなのだろうか。
いずれにしてもカルチャーショックに似た衝撃を受けた。10.11.09.108.67
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