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データ
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自家栽培、自家製麺の素晴らしいそば。撮影禁止は残念 せきざわは何度か現地まで行ってみたことがあったが、休業日に重なってしまい、入れずじまいだった。 今回は丁度月曜日に小布施周辺となり、やとおお店に入ることが出来た。 雰囲気のある店構えで、形の良い庭木がある玄関と入ると受付けも無く下駄箱があった。 スリッパを探したが無く、どうやら素足で店内に入るスタイルのようだ。私などはちょっと抵抗があるが（夏季などべたべたの素足で入る人がいたらさぞかし掃除が大変だろう）、郷に入ったら郷に従えと店内に進んだ。 一人であることを告げるとカウンターに案内された。品書きを見て、温かけ三昧を注文し、品書きを撮っていたら、女将さんとおぼしき女性の方が、丁寧な言い方ながら「写真撮影はご遠慮委tだいております。」と品書きの最後のページを指していた。 仕方がないので以後撮影できず、料理の写真を残すことはできなかった。 先ずはつゆととても繊細に切られたねぎが運ばれてきた。つゆはそばちょこに半分ほど入れられているのみ。つゆ徳利は出てこなかった。 そばは先ず梅を練り込んだという更級の変わりそばが運ばれてきた。とてもきれいに切られていて、最初何も付けずに口に運ぶ。歯応えが強く、ちょっとコリっとした食感で、うっすら梅の香りが漂う。 これは素晴らしいおそばだ。 そして二口目は少しだけつゆに付けてみた。このつゆ、とても濃厚な味つけだ。若干酒精の風味が感じられるが味のバランスは素晴らしい。 次は中太打ちの粗挽きそばが出てきた。こちらは一転して香りが豊で、食感はもっちりとしている。これは素晴らしい個性のあるそばだ。自家栽培、自家製麺、そして素晴らしいそばを作り出している。 最後は温かいかけそば。淡口のしょう油ベースのつゆに、細打ちのそば（生粉打ち？）が浮かんでいる。 薬味は別の皿に分葱と小さな梅干しが添えられてきて、しばらく食べてから入れてくださいと案内された。 細打ちのそばはとても香りが良く、何も入れずに食べた時の印象が一番強かった。 ただし、このつゆも味つけが若干強い。ちょっとコクがありすぎる感じだ。 そば湯が運ばれてきたので、そば猪口に入れて飲んでみる。しかしこれが味が濃すぎて、半分ほど飲んで、更にそば湯を足したが、まだ濃い。 その後そば湯だけで飲んでみたが、茹でた数が少ないのか、そば湯のうま味を味わうことは出来なかった。これなら最初につゆをかけそばの丼に捨てておけば良かったのだけれど、淡口のかけ汁を汚してしまうような気がして出来なかった。やはりつゆを少しだけそば猪口に入れて飲みたい。出しやしょう油のうま味もよく判り、そば湯が一番美味しく飲めるからだ。 やはりこれだけのそばだったら、つゆは徳利に入れて出すべきだろう。その方がはるかにそばを楽しむことが出来ると思う。 さて、写真撮影禁止の件だが、食べログ等でせきざわを見れば相当な枚数の写真が投稿されている。最近禁止になったのだろうか。後で食べログを見たら写真撮影禁止と書かれていた。また、帰る時に玄関を見回したら、ホールの入り口戸の上に目立たない張り紙があったが、私は気付かなかった。 恐らく写真を撮影する時に他の人物を写してしまいトラブルになったり、撮影時にお店の雰囲気を壊したりした人がいたのだろう。そういう行為は如何にお客とはいえ、慎まなければならないと思う。 ただ、その場合はそのような行為に対して注意すれば良いのであって、一律に禁止してしまうのはいかがなものだろうか。 私のように料理写真を撮るのを楽しみにしている人も多く、私は今までお店の雰囲気を壊すようなことはしないことをいつも念頭に置いている。料理の写真を撮ることも、レストランを訪れるお客の楽しみの一つだと私は考えるのだが・・・。 今後写真撮影禁止のお店はサービスポイントを１点下げさせていただこうと思います。 今回のせきざわは料理がとても素晴らしかったのに、撮影禁止がとても残念でした。17.02.20.437 |
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