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巨大カレーチェーンのお味や如何に
COCO壱番屋というカレーライスチェーンは本当に全国津々浦々、おそらく無い地区は無いというほどの店舗数を誇る外食チェーンだ。運営している(株)壱番屋は愛知県一宮市にあり、カレー大手のハウス食品グループ本社の連結子会社である。
店舗は国内外併せて1,400店にも及ぶ。。
このチェーンのカレーは通常良く計算された味で、特にフライ物との相性は良い。その系統のメニューを選べば良かったのだが・・・。
今回は季節メニューの「うまこくあさりカレー」というメニューをいただいてみた。甘口のカレーにあさり、長ねぎのそぎ切りを具材に使い、味噌を加えた物だ。
春の時期なので浅蜊という素材を使って季節感を出す。これは企画的にもなかなかイイ線だと思うが、”うまこく”というコンセプトがこの企画を台無しにしてしまっていると思わざるを得ない。
ラーメンなどでもそうだが、最近の日本の味はコクばっかり追求しすぎてはいないだろうか。私は何でもコク、うま味ばっかり強調する趨勢には辟易としている。この傾向をありがたがって注文する消費者の側にも問題はあるのだが、それこそが合成調味料メーカーなどの思うツボではないだろうかと思うのである。
カレーに浅蜊を使うのであれば、地中海風などのアレンジ等、浅蜊を生かせる方法は他にもあると思う。
ここはやはり香ばしい風味のレギュラーのカレーを注文すべきだった。08.05.04.548
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